平成25年度 新たな課題に対応した人権教育研究推進校としての取組
1 生徒の現状と課題
本校では情報化社会の影響で、生徒の携帯電話やスマートフォンなどの所持率が上がり、パソコンやインターネットの使用時間が大きく増えている。その反面、規範意識に基づいて責任を果たす態度や他人の立場に立つ想像力・コミュニケーション能力等に課題が見られる。これらの実態を踏まえて「情報モラル」に焦点を当てたテーマを設定し、取組を進めた。
2 研究テーマ
「 共に認め、高め合う集団づくり 」
3 ねらい
・調べ学習や討議、発表等の体験的な学習を通じて情報社会の特性を知り、情報を大切にする態度や危険回避、セキュリティーについて学ぶ。
・「情報モラル」の学習を通じて、思いやりの心を大切にし、相手の立場に立って考え行動する人権尊重の態度を培う。
・相手の立場に立ってわかりやすく伝える力、発表する力、聞く力を育てる。
4 具体的な実践
(1)研究の概要(様式1)
(2)各領域における取組
ア 教科における取組
・取組の概要(様式2)・指導案・生徒の感想・発表の仕方、話し合いの仕方
イ 道徳における取組
・取組の概要(様式2)・指導案・生徒の感想・
・取組の概要(様式2)・指導用資料・生徒の感想・情報モラル標語作品
・取組の概要(様式2)・生徒の感想
5 成果と課題
1)実践を通じての成果
・生徒は「情報モラル」について興味や関心をもって学習を深めることができた
。
・実際に調べたことやわかったことを発表する中で、自分のもっている知識・自分の考えや気持ちを言葉を使って正確に相手に伝える力、受け取る力が育ってきている
。
・「思いやりの心」、相手の立場に立って考え、行動する態度が育ち、「共に認め、高め合う集団づくり」の成果が学校行事に活かされ、クラスの好ましい雰囲気を醸成している。
2)実践を通じての課題
・生徒の力を育てるために、教師がさらに専門的な研修を深め、共通理解を図りながら実践を進める。
・家庭、異校種間の連携を図り、地域や生徒の実態にそって人権教育を進める(情報モラルについては地元の高校1年生にアンケートをとっており、今後の指導に活かす予定)
・表現力やコミュニケーション能力は1つのスキルと考え、生徒に今後も活動する場を数多く与え、習熟する中で身につけさせたい。